応用行動分析

  我々の行動は環境からの影響を受け形成され、維持されます。そして発達障害の有無に関わらず,こどもが一番大きく影響を受ける環境は周囲の人、特にご家族です。施設で生活するこどもであれば生活を支援する職員になります。つまり,ご家族や施設職員の対応によってこども達の行動や,将来の社会適応が大きく左右されるということです。こどもが適応的に生活していくために日常生活でどのように関わればよいかを考えていきます。

 朝起きてから寝るまで人は様々な行動を行います。目覚ましを止めて、布団から出て、洗面所に行き、顔を洗い、歯磨きをして、家族におはようと言い、椅子に座り、テレビを見て、ご飯を食べて...というように。これらは習慣となっているので特に意識せずに日常行っていますが、全て学習された行動であり、それぞれの行動には機能(目的)があります。応用行動分析学(ABA)は、これらの行動の機能を理解するための枠組みを持ちます。行動の機能が分かれば行動の修正が可能になり、新しい行動を学習させるための方法を考えることができます。行動分析学では、行動が起こる前の状況(A:先行状況)と行動が起こった後の結果(C:結果)という環境との関わりの中で行動を見ます。つまり、どういう状況で(A)、どういう行動を行い(B)、どういう結果を得るか(C)、という行動随伴性の枠組みで行動を見るということです。 

簡単に言うと良い行動には結果が伴い、良くない行動に対しては結果が伴わないようにすることです。例えば、「子供がコップの水をこぼす⇒母親が声を出して慌ててかたずける」その行動が子供からしたら楽しく感じることがあります。こういう時の対処法は、「子供がコップの水をこぼす⇒母親が無言で何もなかったかのように対処する」 こうなると子供には楽しみがないので、この行動は強化されません。

このような対処法を日常から行うことによって子供の問題行動を消去していきます。

RIKUIのプログラムではまずはこの基礎となる応用行動分析を学んで理解してもらうところから始まります。